🍀繋げたい、命🍀

ボンネット猫のぞみ🌸 を保護する少し前。

WASAOに負傷猫ちゃんの保護のお願いがありました。


WASAOにはシェルターがありません・・・。

ご来店頂いた方はご存じの通り、スタッフのバックヤードも設けていません。

隔離スペースが全く無いのです・・・。


今WASAOにやって来る子達は、最初の保護主様から私達が里親様へ繋げる為に

命のリレーをした子達です。

猫風邪やら、下痢ピーやら、発育不足やら・・・。

その辺りはいくらでもケア出来ます。

でも、ウイルスの陽性や隔離して静養が必要な子達を受け入れる事が

今は出来ません。

この事はWASAOにとって何とか乗り越えて行きたい大きな課題です。

ただ、無理はまだ出来ないです。繋がる命をみんなの力で広げて行く。

今はWASAOに出来る事は確実にやって行くしかない時期です。


手を差しのべる事が出来ること、まだ出来ないこと、選択しなければいけないのは

本当に辛い事です・・・。


キジトラ君は右目が潰れていました。

舌が出たままで、ブーブーと鼻音がします。

毛並みはボロボロで、後ろ足は細く、顔には傷があり、びっこでした。

この春も頑張って生き抜いて来たんだね・・・。そう思いました。

狭い歩道の上で悲しげにご飯がやって来るのをじっと待つ。

自分の横を人が通り、初めて気が付きビックリして逃げました。

のんきな子だなぁ・・・。

近づいて行く私を誘う様に振り返りながら、向かいの駐車場まで小走りすると

ゴロンと転がったんです。

あぁ、この子は何とかして保護しよう。

お家に入れる子だ。頑張って外で生きたから、残りの猫生は穏やかに過ごさせて

あげなくては・・・。すぐにそう思いました。

キジトラ君がたたずんでいたマンションへ入る住民の方にお声を掛けました。

きちんと丁寧にご挨拶をしながら

「あの子にご飯をあげてる方をご存じないです?よく見かけますか?」

30代くらいの女性、露骨に嫌な顔をしながら「私は知りません、ゴミがあるかあさってるんじゃないですか?よくいますよ」

・・・ゴミをあさるかぁ・・・

悔しくてたまらなかったけど、丁寧にお礼とお詫びをして、キジトラ君の所へ行き

待っててね、もうお家に入ろうね。と話しました。


そこからはもうやるのみ!

すぐにお願いして来た方と連絡をとり、保護するので協力して欲しいと依頼。

その方はご自分のお宅にも2匹の猫ちゃんがいて、全面的に協力してくれることに。

そのお宅にご飯を置き、食べに来てもらう様に誘導をお願い。

すぐにWASAOのスタッフへ事情を話し、預かり様が必要な旨を話しました。

とても運良く、本当に見えない縁で繋がったとしか思えない速さで預かり様が見つかりました。これはすごい事。

やっぱり何かあるんだな、この子とは・・・。

WASAO

~保護猫達のシェアハウス~ 東京都北区にて猫の愛護活動をしているWASAOです 保護した猫達が家族と出逢う為の場所としてCATルーをム運営しています ノンキャリア、エイズキャリア、シニア猫みんなが一緒に暮らすお家です ♡家族を募集中♡

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